卒団式

 3/11(日)、西須磨SCホームグラウンドであります西須磨小学校にて、2017年度Aチーム27期生の卒団式が行われました。

 

 午前中は全学年ミックスして5チームにわけたゲーム大会。普段、あまり交流のない学年同士でも、同じ西須磨SC、すぐに打ち解けて小学生らしく楽しみました。

 

 5年生保護者の方々が朝早くから準備してくださったカレーを美味しくいただいた後、卒団式がはじまりました。

 

 6年生18名、誰一人欠席することなく全員でこの日を迎える事ができました。アンセムが鳴り響く中、選手たちが入場してきます。

 

 最初は少ない人数からのはじまりでした。

1年生のころはわずか2名。だんだんとメンバーが集まり、2年生のはじめで7名。3年生でのリーグ登録は10名。4年生の終わりに北須磨小学校の5名が入団、5年の途中に西須磨小学校の2名入団。

西須磨小学校10名、北須磨小学校5名、若宮小学校3名の総勢18名の仲間になりました。

 

 2年生のはじめ、下級生の応援メンバーと一緒に臨んだ新多聞SCさんとのTMでは、大差でコテンパンにやられていたチーム。地道に練習し、経験を積み重ね、仲間を増やし、5年生のリーグ戦では強豪がそろう六甲リーグの決勝を戦うまでになりました。

 

 ヴィッセル神戸さんとの決勝では勝つ事はできず準優勝でしたが、プロも試合する素晴らしい芝のピッチにたつ子どもたちの姿を誇らしく思い、また、悔し涙を流す我が子の姿に頼もしさを感じつつ、次につなげようと思った事も良い思い出です。その後ヴィッセルさんとは公式戦、カップ戦で四度戦い、先日戦った最後のカップ戦では引き分け。流石にヴィッセルさん、勝つことはできませんでしたが、強敵相手に一歩も怯む事なく何度もチャンスを作り、西須磨SCのサッカーを存分に魅せてくれました。

 

 試合に出れず悔しい思いをした子、悔しさをバネに成長して最後はスタメンを勝ちとった子、18名それぞれにいろんな事があった事でしょう。

選手みんな仲が良くやさしさと思いやりと競争心を持って最後までこれたと思います。

 

 また、保護者の協力なしにこの人数で卒団を迎える事はできなかったでしょう。子どもたちだけでなく保護者も仲がよく、みんなでフォローができるそんなチームでした。

観ていて楽しい、わくわくできる試合を沢山観せてもらい、この仲間と巡り会えた事に親子ともども感謝しかありません。

 

 在団生、全チームの保護者の前で、選手1人1人に今の気持ちを言葉にしてもらいました。話しながら涙を流す子、その涙に一緒に泣く子、話し終わってから涙を流す子、その子どもたちの姿をみて涙をながす保護者、Aチーム全員のチームへの愛に感動しました。

 

 小さい頃サッカーを楽しむ事を教えてくれた中川監督、山下コーチをはじめ、練習、多くの試合に帯同してくれた太一コーチ、中村コーチ、歌井コーチ、中山コーチ、その他Aチームに関わってくださったすべてのコーチのおかげで、強くておもしろいチームになったと思っています。

 

 まだこのチームの試合を観ていたいという思いがありますが、それぞれ別の道、次のステージへ進みます。

 

Aチームのみなさん。

 

 卒団式では幼い子どもから半分オトナになった姿を見せてもらいました。これから先、大人に成長していくなかで、いろいろな壁やしんどい事にぶち当たるでしょう。イヤな思いやツラい気持ちになることもあるでしょう。そんな時は18の心を一つにして戦った西須磨SCでの経験を思い出してください。その経験はあなた達の進む道に現れる、どんな困難も乗り越えるための糧となります。

 

 わたしたちはあなたたちがやり遂げた事を知っています。その姿を見せてくれた事に感謝!そして、これからもずっと応援しています。

 

 最後になりましたが、卒団式の準備、進行をしてくださいましたBチームの保護者のみなさん、おかげさまで思い出に残る式になりました。

ありがとうございました。

(6年 保護者奥村)